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熱中症と労災 熱中症の基礎知識


熱中症と労災

熱中症になるのは、部活などの運動中だけではありません。

仕事中にも熱中症になる人はいます。

仕事中にかかった熱中症が原因で死亡する人は毎年20人以上、
救急搬送される人は300人以上にのぼります。

真夏の建築現場や工事現場で、直射日光に当たりながら、
肉体労働をしていたら、熱中症になるのもうなづけますよね。

通常、労働中に怪我や病気になった場合、
労災と認定され、治療費は労災保険でまかなわれ、
障害が残ったり死亡した場合は、保険金が支払われます。

では、労働中の熱中症は、労災に認定されるのでしょうか?

労働中の熱中症が労災として認定されるには、一般的認定要件
または医学的診断要件のどちらかの基準を満たしている必要があります。


【一般的認定要件】
@業務上の突発的又はその発生状態を時間的、場所的に明確にし得る原因が存在すること
A当該原因の性質、強度、これらが身体に作用した部位、災害発生後発病までの時間的間隔
 等から災害と疾病との間に因果関係が認められること
B業務に起因しない他の原因により発病(または増悪)したものでないこと


【医学的診断要件】
@作業条件及び温湿度条件等の把握
A一般症状の視診(けいれん、意識障害等)及び体温の測定
B作業中に発生した頭蓋内出血、脳貧血、てんかん等による意識障害等との鑑別診断


また夏の屋外労働者の日射病が業務上疾病に該当するかに関しては、
「作業環境、労働時間、作業内容、本人の身体の状況及び被服の状況その他作業場の
温湿度等の総合的判断により決定されるべきものである」との通達も出ています。

これらの要件を読むと専門的で難しく感じますが、簡単にまとめると、
「熱中症が起こり得る労働環境だったことが確認され、

他の病気(脳内出血やてんかん)ではなく、熱中症にかかった原因が
仕事以外に考えられない」場合に、仕事中の熱中症が労災と認定されます。

建築・土木関係の会社で実際に現場で働いているのは、
いわゆる下請け、孫請けの会社です。

これらの小規模な会社では、労災申請を嫌う傾向があるようですが、
労災申請は労働者の権利ですし、熱中症は後遺症が残ったり、

場合によっては死に至る病気ですので、労災申請をして、
適切な対応をするようにしましょう。

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熱中症はとても危険な病気です。毎年何人もの死者が出るほどです。たかが熱中症だとあなどっては決していけません。大切な人の命を守る、自分自身を守る為にも熱中症に関する正しい知識を持ち、しっかりと予防・対策を行いましょう。