本文へスキップ

熱中症情報サイトは熱中症予防・対策をサポートします!

トップ > 熱中症の基礎知識 > 熱射病と熱中症の違い

熱射病と熱中症の違い 熱中症の基礎知識


熱射病と熱中症の違い

暑い時期に注意しなければいけない病気は、熱中症ですよね。でも、熱中症と似た名前の「熱射病」という病気もあるんです。

この熱中症と熱射病の違いをご存知ですか?


まずは、馴染みのある熱中症からご説明します。熱中症とは、暑熱環境下において起こる身体適応の障害のことです。

人間は、視床下部にある体温中枢の働きで、体温を一定に保っていますが、暑い環境にいることで、体内の水分や塩分のバランスが崩れて、体温中枢の働きが狂い、体温の上昇や脱水、循環不全を起こすのです。これが、熱中症です。

熱中症は、重症度に応じてT度〜V度に分類することができます。

T度はその場での対処で回復可能ですが、V度になるとICUでの集中治療が必要となり、重度の後遺症が残ったり、場合によっては死にいたるケースもあります。


では、熱中症の重症度を詳しく見てみましょう。

T度は、軽症で熱失神や熱痙攣と呼ばれる症状が現れます。熱失神はめまいや一時的な意識消失が起こり、熱痙攣は筋肉のこむら返りや硬直が起こります。

U度は中等症で、頭痛や嘔吐、吐き気、倦怠感、気分不快、判断力の低下などが現れます。熱中症が原因で起こるこれらの症状を、熱疲労と言います。

V度は重症で、意識障害や全身性の痙攣、運動障害、ショック症状などが起こります。これらの症状は、熱射病と呼ばれています。

つまり、熱中症の重症度の分類のひとつが熱射病なのです。


熱射病は、視床下部の体温中枢が機能しなくなり。

中枢神経に異常が起こっていますので、非常に危険な状態です。

体温が42度以上になると、脳細胞が死滅していきます。脳細胞は、一度死滅すると再生しませんので、命が助かっても何らかの後遺症が残る可能性があります。

そのため、熱射病の症状が出ている人を発見したら、直ちに救急車を呼んで、病院に運び、集中治療を行わなくてはいけません。

救急車を待っている間にも、体温を下げるために、涼しい場所に移動させたり、体を冷やすなど、その場でできる限りの対処をしましょう。

PR




関連記事


 → 隠れ熱中症とは
 → 熱中症の後遺症
 → 熱中症指数とは



熱中症はとても危険な病気です。毎年何人もの死者が出るほどです。たかが熱中症だとあなどっては決していけません。大切な人の命を守る、自分自身を守る為にも熱中症に関する正しい知識を持ち、しっかりと予防・対策を行いましょう。